介護車サイドリフトアップシート修理

スライドドアを開けたところに装備されたサイドリフトアップシートが故障し修理をしました。

<症状を確認すると…>

スライドアップシートの下げボタンを押す

自動でスタート位置まで前後スライドとリクライニングをする

回転が始まる

外側にスライドする

降下開始位置で「ピー」とブザーが鳴り停止する

再度下げボタンを押すと、逆の動きになりシートが室内に戻っていってしまう

という感じです。何かを挟み込んだ場合であれば、ブザーが鳴った後に少し戻って停止しますがそうではありません。
ブザーが鳴った後は、スイッチと真逆の動作をします。
念のため、分解して配線やリミットスイッチ、異物が無いかなどを点検します。
<点検の結果は…>
配線損傷・通電OK
各モーターの単体テストOK
リミットスイッチOK
異物の噛み込みOK
と異常はなしです。
しかも使用頻度が少ないためかとても綺麗な状態でした。
今回の症状は降下開始地点で止まります。
つまり昇降用の大型モーターが動くタイミングです。
昇降用のモーターのリレーの作動はカチカチと反応していてOKです。
昇降用のモーターのリレーはユニットの下にあります。
リレーは反応していますが、リレー内部の通電を確認するとNGでした。
リレー内部で接触不良が発生しているようです。
リレーを分解し、接点を磨き導通するようにします。
リレーの接点は年数が経って接触が悪くなることがあります。
リレー内部もとても綺麗な状態でしたので、今回はリレーの交換はせずに接点の回復処理をし修理完了です。
サイドリフトアップシートの故障でお困りでしたら、福祉自動車サービスにお任せください!

お問合せは
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までお気軽にどうぞ 。